花みこしと和紙の話
2023.04.04 スタッフブログ
最近の美濃市ななんだかソワソワしている人が多いような…??
それもそのはず。
岐阜県美濃市の伝統行事「美濃まつり」が4年ぶりに開催されるんです!!
「美濃まつり」は4月の第2土曜日と翌日の日曜日に行われ、美濃和紙を使った「花みこし」、山車や練り物、美濃流しにわか行われます。
4年ぶりの今年は4月8日、9日に開催です。
ピンク色に染まった花がたくさん飾られた豪華絢爛な花みこしは、美濃市のパンフレットやポスターなどで目にしたことがある方も多いのでは。
花みこしと和紙には深い関係があるのをご存じですか?
なんとなく予想がつくと思いますが…花みこしの花の部分には美濃和紙が使われているんです。
美濃まつりの舞台となるうだつの上がる町並みは、いくつかの町内に分かれています。
その町内ごとに花みこしを担ぐため、花みこしは各町内で作ります。
作る…( ゚Д゚)??
そう、みこしの花は手作りなんです。
( Д )= ゚ ゚ ええーーーー!!
写真がないので簡単な説明になってしまいますが、
各家庭に和紙が配られ、和紙を細くねじって”こより”を作り、和紙を張り合わせます。
その和紙花を竹竿に紙テープで巻きつけて完成です。
和紙は町内で染めるところもあり、各町内で濃淡の具合が違うのが特徴のひとつでもあります。
和紙花で使う和紙は約10センチ四方のもの。
花みこし一基につき和紙は10万枚使っています。
…( ゚Д゚)??
( Д )= ゚ ゚ ええーーーー!!
花みこしに使う和紙はこちら。
染めやすい和紙で、ティッシュに近い質感です。
この束で約400枚。
10万枚となると、この束が250個。
すごい量でなんだかわからなくなってきました。
花みこしは元々江戸時代の雨乞い行事が起源。
昔は「しない竹」に提灯を付けて、みこしのてっぺんに花を数本付けた質素な姿だったようで、今のような花みこしになったのは昭和初期からなんだそうです。
今年は例年より規模を縮小しての開催ですが、久々の美濃まつり…血が騒ぎますね…!!!
太鼓や笛の音、「オイサー!」の掛け声とともに美しく練り歩く花みこし、ぜひご覧ください。
花みこしは8日、山車や練り物は9日、
美濃流しにわかは両日の夕暮れ時から街中で開催です。
(美濃流しにわかはオチのついた即興喜劇のこと。江戸時代末期から始まりました)
和紙専門店Washi-naryは美濃まつりの両日10時から営業していますが、
美濃流しにわかが見たいのでいつも通り17時で閉店となります。
執筆 和紙成子
《感性を刺激する!クリエイティブに生きるあなたへ》
和紙専門店Washi-nary(ワシナリー)
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【住所】〒501-3728 岐阜県美濃市本住町1912-1 NIPPONIA美濃商家町内
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