美濃和紙の“産脈”をたどる展示販売会 暮らしを彩る和紙アイテムが東京に
2025年12月3日(水)~14日(日)の期間、 東京都新宿区 AKOMEYA TOKYO in la kagu にて 「美濃紙暮らし十貨」POP UP SHOP を開催いたします。
岐阜県美濃市は、古くから和紙づくりが盛んな土地。
その和紙から生まれた、暮らしに寄り添うさまざまなアイテムをご存じでしょうか?
今回のPOP UP では、和紙専門店 Washi-nary が選りすぐった特別な商品を、 和紙の産地・美濃からみなさまにお届けします。
美濃和紙の魅力が一堂に!Washi-nary定番&選りすぐりアイテム
美濃は日本三大和紙の産地のひとつ。 「美濃和紙」と聞いて思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
和紙の原紙から、Washi-naryで人気のインテリアまで、 思わず手に取りたくなるラインナップをご用意しました。
■ 和紙の原紙 (Warabi Paper Company/テラダ和紙/市原団若工房/和紙レタル/澤村正/丸重製紙企業組合)

美濃和紙といえば象徴的なのが「美しい白」。
ユネスコ無形文化遺産に登録される「本美濃紙」のほか、 落水紙、味噌づくりに使える和紙、ラッピングにも便利な和紙など、 日常に取り入れやすいサイズで特別にご用意しました。
■ 花ノ和(岐阜県商品開発研究所)

本美濃紙のみを使い、折り紙作家がひとつずつ手作業で仕上げた真っ白なお花。
結婚・出産・引っ越し祝い、記念日のギフトとして人気のアイテムです。
■ 優雨
薄い「春雨紙」に特殊ラミネート加工を施して作られた和紙の傘。
和紙に包まれるような、軽やかで柔らかな使い心地が魅力です。
和紙の原料が商品に?楮の芯やパルプから生まれる魅力
和紙の主原料として知られる「楮・三椏・雁皮」。
そのうち、和紙づくりに使われない「楮の芯」などが、 実は新たなプロダクトとして活用されています。
■ 美濃楮 garabo(石原商店)
楮の芯はこれまで廃棄されることが多かった素材。
その「よく燃える」特性に着目し、BBQ用の着火剤として誕生しました。
薪ストーブユーザーにも人気です。
■ Nogakel(有限会社古田化成)

木材パルプを活用し、樹脂にセルロースファイバーを高分散・高配合した バイオマスプラスチック複合素材から生まれた新感覚の「紙の食器」。
セルロースファイバー51%以上のため製品区分は「紙」。
環境にやさしく、食洗器対応という実力派のアイテムです。
和紙×デザインで魅せる 日常に寄り添う上質な和紙アイテム
空間を美しくする美濃和紙インテリア 和紙は素材として多様な姿に変化します。
どんな形になっても、和紙ならではの温かみと風合いは失われません。
和風だけでなく、現代のインテリアにもよくなじみます。
■ WASHI dECO SNOW FLAKE(カミノシゴト)

伝統技法を守りながら、繊細な文様を実現した特別な手すき和紙。
霧吹きで湿らせるだけでガラスに貼れ、 乾いた後は剥がして繰り返し使えるウィンドウデコレーションです。
■ 掛け軸・白(大石華表堂)
■ WASHIKAKU(表装工房 松月堂栗田表具店)
真っ白な立方体には無数の表装技術が詰まっています。
本美濃紙・落水紙を使った特別仕様を展示します。
■ 転写技法のうつわ(株式会社ミヤマプランニング)
白磁土に和紙へ刷った絵柄を写す「釉薬銅版転写下絵付け」を施した器。
透明感ある素地と工芸的な美しさが魅力で、見ても触れても楽しめます。
■ 吊り下げランプシェード(らんたんや)
■ 箔押しポストカード(工房上田)
■ 紙せっけん(株式会社米長)
水に溶ける不思議な紙がスクラブとなり、手肌をしっかり洗浄。
外出先に便利な携帯用アイテムです。
■ 和紙のつまみ細工アクセサリー(空月)
布で作ることが一般的な「つまみ細工」を、美濃和紙で表現。
季節の美しさを楽しめるアクセサリーが揃います。
■ minoshi garden(メタロイ商会)
Washi-nary店内でも人気のモビール。
風に揺れる姿は、満開の桜に感動したことがきっかけで生まれました。
■ 真鍮と和紙のモビール(YUKIKO MATSUI)

真鍮と和紙を組み合わせたモダンなモビール。
どんなお部屋もワンランクアップさせてくれる頼もしいアイテムです。
■ 和紙糸の雑貨(松久永助紙店)

和紙は糸として紡ぐことで布へと姿を変えます。
吸湿・吸水性は綿の約1.3倍。
夏はさらり、冬は空気層で暖かく、一年中快適な素材です。
和紙の里・美濃が誇る“清流の恵み”を味わう
美しい和紙を漉くために欠かせない「清らかな水」。
美濃市を流れる板取川・長良川の恵みは、食文化にも活かされています。
美濃和紙と同じ水を使ってうまれました。
■珈琲フィルター「立花」(合同会社Corsoyard)
極薄の和紙で透き通る花のように折り上げたフィルターで、最高の珈琲を味わってみませんか?
薬品不使用の紙なので使用後は豆と一緒に土に埋めると自然に還ります。
■ 百春・オリジナルラベル(小坂酒造)
「百回春を迎えられますように」という願いが込められた地酒。
落水紙を使用した特別ラベルの300mlをご用意しています。
■ クラフトビール(River Port Brewery)
ホップの香りを楽しめるクラフトビール。
飲み比べもおすすめです。
■ えっきょう(焼酎)(株式会社 紫屋)
美濃産さつまいも「紅はるか」と県産米を使用し、 岐阜開発の【G酵母】で仕込んだ、美濃の恵みが詰まった焼酎。
地元への誇りから生まれた一杯をぜひ。
■ 千鳥(Abeille et Une)

落水紙をイメージした千鳥模様の焼菓子。
アーモンドの隙間が、まるで落水紙のような美しい表情です。
東京で美濃和紙に出会える12日間 POP UP詳細&アクセス

清らかな水のめぐみに育まれた岐阜県美濃市は、 古くから和紙づくりが受け継がれてきた土地です。
美濃の和紙は、「一枚の紙」のかたちにとどまらず 折る、染めるなど、さまざまに手を加えることで その性質を活かした道具や製品へとかたちを変えてきました。
ある場所では道具として別のものづくりを支え、 またある場所では、紙漉きの過程で生まれた副産物や知恵が 新たなものづくりを生み出しています。
私たちは、美濃の和紙を幹として広がる こうしたものづくりの連なりを「和紙の産脈」と呼び、 そこから生まれた、日々の暮らしに寄り添う品々を集めました。
会場では「和紙の産脈」の流れに沿っての展示となっています。
和紙の原料から加工まで、和紙がどのように変化し、新しいものづくりを生み出しているか ぜひ会場で体感してみてください。
日程: 2025年12月3日(水)~14日(日)
時間: 11:00~20:00
会場: AKOMEYA TOKYO in la kagu 2F (東京都新宿区矢来町67) 東京メトロ東西線 神楽坂駅2番出口より徒歩1分、都営大江戸線 牛込神楽坂駅A1出口より徒歩7分