田中千智展「記憶の川」〜作家さんにQ&A編〜
2021.12.16 イベント
和紙専門店Washi-naryと併設しているアートギャラリー「GALLERY COLLAGE」にて
現在開催中の田中千智展【記憶の川】、もうご覧になりましたか?
黒一面の背景に艶のある油彩で主題を描く独特の画風は一度見たら忘れられないくらい印象的です。
今回の展示の中で特にWashi-naryが注目したいのは、やはり絵具と和紙を使用した新作。
2020年12月に美濃市を訪れた田中さん。
和紙を取り入れた作品についての裏側を、聞きたくなりますよね。
Washi-naryから田中さんへいくつか質問をさせていただきました。
Q:和紙にはどんなイメージがありますか。
A:伝統的な歴史があり、高級なイメージ。
Q:和紙を選んだ基準はなんですか。
A:肌触りと作品、画面に合うかで選びました。
Q:和紙を使ってみてどうでしたか。使いやすいと感じた和紙はありますか。
A:重ねて変化がある和紙が使いやすかったです。透明感のあるものが使い方や重ねる枚数によって変化して面白いです。
絵にとても合うなと思いました。新しい絵の具が増えたような感覚です。
Q:好きな和紙はありますか。
A:半透明な透けている和紙が好みです。レースのようなものも好きです。
Q:今後和紙を使ってやってみたいことはありますか。
A:もしかしたら、立体作品にもいいのかもしれない、と思っています。私は平面作品が多いのですが、和紙を使って立体作品も作れるのではないか、と思っています。
Q:油彩・アクリルと相性の良かった紙、悪かった紙はありますか。
A:相性が悪いものはほとんどありません。繊維質な紙がちぎるときに思ったようにちぎれなかったのですが、そのおかげで「楽しいこと考え中」が生まれました。
美濃での滞在の記憶を作品に込めてくださった田中さん。
「新しい絵の具が増えたような感覚」という言葉に、私たちもついつい嬉しくなります。
どこに和紙が使われているか、ゆっくり時間をかけて鑑賞してみるのもいいかもしれませんね。
作品に使われている和紙は和紙専門店Washi-naryでお取り扱いがございます。
作品をご覧になった後は和紙を見に、和紙専門店Washi-naryにぜひご来店くださいね。
和紙専門店Washi-naryオンラインショップ
次回の投稿は、作品に使われている和紙にクローズアップ予定です。
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田中千智展「記憶の川」
期間:2021年10月2日〜12月26日
開廊日:土曜・日曜
開廊時間:11:00〜16:00
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GALLERY COLLAGE
●田中千智作品と泊まれる〖田中千智ルーム〗を限定販売。リンク先のページから予約できます。
●オリジナルポストカード&栞を会場で販売します。
●作品はWEB購入が可能です。nipponia-mino.jp/2021/09/07/357
Instagram @gallery_collage_mino
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執筆 和紙成子
《感性を刺激する!クリエイティブに生きるあなたへ》
和紙専門店Washi-nary(ワシナリー)
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【住所】〒501-3728 岐阜県美濃市本住町1912-1 NIPPONIA美濃商家町内
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