美濃和紙のひとつである「小倉紙」は
5ｃｍに切ったマニラ麻の原麻のみで抄いた和紙です。
マニラ麻が丈夫なので強度があり破れにくいのが特徴です。

小倉紙の使い方は、包装紙やステーショナリー、照明、テーブルウエア、障子、壁紙、イベントブース装飾など多岐に渡ります。
印刷もできるので名刺や飲食店のメニュー表、展示物、写真撮影の背景紙などにもお使いいただけます。

パステルカラーの色合いが何にでも合わせやすく、テスクチャ感や素材の風合いが活きる美濃和紙なので、クラフト作家さんやデザイナーさんからも高い評価をいただきました。
和紙専門店Ｗａｓｈｉ－ｎａｒｙの小倉紙は全６色、厚み違いも含め１２種類の展開です。
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テスクチャが人気の小倉紙はロングセラー商品

小倉紙とは、5ｃｍに切ったマニラ麻の原麻のみを原料とした和紙で、機械抄き美濃和紙メーカー丸重製紙企業組合の人気ロングセラー商品のひとつ。
小倉紙＝おぐらし　と読みます。

小倉紙の作り方は、５ｃｍに切ったマニラ麻の原麻をアルカリで煮熟したあと、ナギナタビーターで軽く叩解したあと、丸重製紙の抄紙機の中でも懸垂式短網でマニラ麻の繊維を縦方向だけでなく横方向にも揺らしながら抄きます。
（簡単に言うと、マニラ麻を煮たあと軽く叩いてから縦横に揺らして抄きます）
透け感があり、テスクチャや素材感を残した風合いは優しくも存在感にあふれています。

パステルカラーがかわいらしい小倉紙（35ｇ/㎡）の色味は日本の伝統色から取った金、紅、桃、檸檬、若草、空、藤の全６色。
色の名前から柔らかさが伝わってきますね。

小倉紙は枚数を重ねるごとに色味が濃くなっていくので、繊細な表現にも向いています。
手で破ると繊維がモケモケと出てくるので楽しいですよ。

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万能な小倉紙は存在感と素材感が人気

小倉紙は和紙専門店Washi-naryの中でも万能な和紙のひとつ。
小倉紙の使い方は、ランプシェード、照明関係、包装紙、メニュー表、写真印刷、御朱印書置き用紙、ステーショナリー、テーブルマット、ランチョンマット、障子、壁紙、イベントブース装飾、クラフト、アクセサリー、名刺、展示物、インテリア、ワークショップ、舞台装飾、写真撮影の背景紙など。
光との相性が良く、美濃和紙あかりアート展ではよく使われている人気の美濃和紙です。

薄くても繊維が強く丈夫、存在感もあるので内装関係や建築、デザイン会社さんやイベント関係者さんから選ばれることも多いです。
アクセサリー作家さんやクラフト作家さんも、小倉紙を使って素材感を活かした作品を作っていらっしゃいます。

小倉紙は印刷も可能なので名刺などの印刷物、展示物にも使うことができますよ。
（ただし、印刷機や印刷会社さんによっては印刷できない場合もありますのでご注意ください）

和紙専門店Ｗａｓｈｉ－ｎａｒｙの２階では壁紙に小倉紙を使っているところもありますのでぜひご覧くださいね。

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魅力あふれる小倉紙は厚み違いで用途に合わせる

小倉紙金は厚み違いが３種。
薄い方から35ｇ/㎡、60ｇ/㎡、90ｇ/㎡があります。
（金以外の５色は35ｇ/㎡のみです）

また、小倉紙に落水（水滴を落として模様を付けること）を施した小倉紙落水（35ｇ/㎡）もあり、
更に落水模様の大きさ違いで小倉紙落水（小）、小倉紙落水（大）の２種類があります。
魅力あふれる繊細な和紙の表情にはグッと心を掴まれますよ。

30g/㎡	小倉紙落水（大）
35ｇ/㎡	小倉紙落水（小）、小倉紙紅、小倉紙桃、小倉紙檸檬、小倉紙若草、小倉紙空、小倉紙藤、小倉紙金
60ｇ/㎡	小倉流紙、小倉紙金
90ｇ/㎡	小倉紙金

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▶小倉紙落水（大）はこちらから

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薄いものはクラフトや照明関係などに、厚めのものは印刷や壁紙などに向いている印象です。
光に透かした様子や触り心地も異なるので、用途と好みに合わせてお選びいただくと良いかと思います。

小倉紙は菊版サイズ（939×636mm)の他、折り紙、懐紙もあります。
菊版サイズ、懐紙、折り紙はオンラインショップからお選びいただけますが、
M単位やご希望のオーダーサイズでお求めの方はメールまたはお電話にてお問い合わせくださいね。

▶小倉紙の折り紙はこちらから

▶小倉紙の懐紙はこちらから

▲メートル単位でのご購入はお問い合わせください。お見積りいたします。

金和紙や雲流紙と小倉紙は似ているけれど異なる和紙

「小倉紙と金和紙は似ているけど何が違うの？」
「繊維が入っている和紙って他にどんなものがあるの？」とお尋ねいただくことがあります。

Washi-naryではカットしたマニラ麻の原麻のみで抄いた丸重製紙企業組合の和紙を小倉紙と呼んでいます。
和紙メーカーや和紙のお店によって呼び方が異なることがあり
「金和紙」「マニラ紙」「麦入紙」などと呼ばれていることもあります。

小倉紙に似た和紙で「雲龍紙（雲竜紙）」という和紙もあります。
雲龍紙は、ベースとなる和紙の上に、楮やレーヨン、麻などの原料を一定の塊の状態で流し込み、雲や龍のような表情を持たせた和紙のことを指します。
カットしたマニラ麻のみで抄く小倉紙とは作り方がなので異なりますね。
雲龍紙もとっても人気の和紙なので、小倉紙と合わせてお好きな雲龍紙を探してみるのも楽しいですよ。

▶小倉紙（菊版サイズ）はこちらから

まとめ

小倉紙は魅力たっぷりの万能な和紙。
優しい色合いと素材感、風合いが活きる使いやすい和紙です。
用途に合わせて色や厚みをお選びくださいね。
小倉紙や美濃和紙のことなら和紙専門店Washi-naryにお気軽にお問い合わせください。

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