NEW!!純三椏紙が仲間入りです。
機械抄き美濃和紙メーカー直営店である和紙専門店Washi-naryでは、工場からいち早く新しい和紙が届きます。
先日新しく仲間入りした和紙があるので紹介させてください!
新入り君、名前を「純三椏紙」といいます。
三椏(みつまた)とは、ジンチョウゲ科の落葉低木。
冬は葉を落とし、春には白や黄色の花をつけます。
枝先が3つに分かれることから名づけられたそうです!
和紙の原料として「楮」「雁皮」「三椏」が有名ですが、どれもに優れた特質があり、いずれも繊維が長く強靱で光沢があり、和紙の特徴である薄くて強い性質を持っています。
日本の五千円札や一万円札にも三椏が使用されていますよ。
三椏を100%使った薄い和紙(=薄葉紙)、それが「純三椏紙」です。
光沢があり、シャリッとした紙質の純三椏紙。
銅版画、木版画などの版画用和紙としての役割も担います。
①書いてみる
筆ペンで書いてみます。
滲まずスッと筆が進みます。
染み込みが早いので書いていて気持ちがいいです(*’ω’*)
字がうまく書けそう…!
裏側はこんな感じ。
機械抄きの和紙は和紙の特性に合わせて薬品を使います。
滲まないようにするためには滲み止め剤(サイズ剤)を使用するのですが、純三椏紙はサイズ剤を使用しなくても全く滲まない!
なんでですか?と聞いたら、「おそらく繊維が繊細で目が詰まった平滑性の高い紙質になるからだと思います」との返答でした。
②破いてみる
和紙にも紙の目(縦目、横目)が存在します(無いものもあります)
新聞紙を破く時、破きやすい方向とそうじゃない方向がありますよね。
破きやすい方向が縦目、破きにくい方向が横目です。
純三椏紙を破いてみるとこんな感じです。
縦目はサササ~と破くことが出来ました。
横目は破きにくい!結構びりびりになってしまいました。
③揉んでみる
揉み紙とは、和紙を揉んだ紙のことです。
揉むことでしなやかでふんわりとした質感の和紙に大変身する魔法のような技法です。
最近揉み紙にハマっていて、なんでも揉み紙にしている和紙成子(モミガミストと呼んでください)
純三椏紙も揉まずにはいられません!!!
揉み紙のやり方はとっても簡単。
くしゃくしゃにして、破けないようにそっとモミモミするだけです。
揉み紙となった純三椏紙がこちら。
このシワの感じ…たまりません!!!!!!
揉み紙はラッピングに使うとおしゃれな雰囲気が出ておすすめです。
シワが入り柔らかくなるので包みやすくなりますしね(*’ω’*)
揉むだけでおしゃれ度、かわいさ度が上がるのは不思議ですね~…
揉み紙は女性受けが良い印象があります(‘ω’)/
銅版画、木版画などの版画用和紙として、仮名文字用の書道用紙として重宝される純三椏紙。
この度新しく仲間入りした純三椏紙、よろしくお願いします(^^)/
執筆 和紙成子
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