こんにちは。ワシナリー店長です。
気付けば今年もあと２ヶ月。
10月が終わるに連れて、年末にぐっと近付いた感が出ますね。
年末の大掃除や、新年に向けて新しくしようかなと思うものの１つに、「障子」は入り込んでくるのではないでしょうか…

私、ワシナリー 店長宅。
そこそこ古い１軒家を借りて住んでいるのですが、１階の部屋は障子がたくさんあるのです。
お引っ越ししてきた時から「これは貼り替えだなぁ」と思っていたくらいには紙は劣化していたのですが…見事に放置していました！
zoom中に障子が映らないように移動して…なんて事態ともおさらばするべく、障子の貼り替えを決意。

ちなみに障子の貼り替えは初となりますので、素人です。
ベストなやり方を探りながらの作業となります。

まずは張り替え前の様子です！

こちら、元々の障子紙です。そんなにボロボロのビリビリではないですよね。
しかし紙自体は今にも破れそうな状態で、汚れも目立っていました。

劣化や破損が目立ったので変えようというだけならば、安価な障子紙でも正直十分、役割は果たしてくれると思います。
でも、せっかくなら自分の好みにしたい。
見ていて気分が上がる空間にしたい。
そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？

私は模様替え大好き人間でして、それは飽きっぽいからという性格もあるのですが（笑）
常に自分の好きな空間にしたいのです。
どんな部屋で生活したいか、どんなモノに囲まれていたいか、なぜそれを選んでいるのか？
自分の価値観も見えてくるかもしれません。

そんな中の１つに、和紙というアイテムをどんどん使っていきたいのです。

 

ここは美濃の和紙専門店「Washi-nary」。和紙は豊富にございます。
さて、今回障子紙に選んだ和紙は…
【小倉紙（自然色）】です。

５センチにカットしたマニラ麻のみで抄いた機械漉きの和紙です。
まずマニラ麻の素材感。お店では「綺麗」とお声を頂きます。
この小倉紙、とっても万能でして、強度も湿潤強度もあるため、ステーショナリーなどの雑貨や包装紙の分野から、照明や障子などのインテリアや、テーブルやイベントブースなどの装飾の分野まで幅広い使い方が可能です。

では、作業開始。まずは古い障子紙を剥がしましょう！

 

順調です。さて貼っていきましょう！…の前に。
今回貼る障子枠は、下半分がガラスなので貼るのは上半分。長さは１メートルあれば足りそうです。
手に入れた紙は、１面貼れる障子用の「２メートルカット」。
ということで先に和紙を切らねばなりません。

この小倉紙、最初に説明した通り、麻の丈夫さが活きた和紙なんです。
切った先から、麻の繊維が出てきます。

障子紙を少し余分に切って、貼った後にいらない部分を切ろうとすると・・・スッと切れてはくれないのです。
あらかじめ、貼る大きさ（障子の外枠にのるサイズ）にカットしてからの貼り付けをオススメします！
（障子貼りのプロではありませんので、あくまで個人的な感想ですが、、）
続いて組子の部分などに糊をつけます。

貼り終わりました。
光の入り方もいい感じです！

やり終えると、やはり障子が大きな面積を占めていることに気づきます。おお！変わったっ！という感じ。
障子紙第一弾では【落水紙　白】を紹介しておりまして、こちらは和でも洋でも合うなぁという和紙でしたが、
今回の【小倉紙】は落水紙よりも和のテイストが強めですね。

障子紙第一弾の記事はこちら→【上質な暮らし】美濃和紙で「障子」を貼ってみませんか？

皆さんは、どちらの障子紙がお好みでしょうか。
私はここから、理想の空間をどんどん目指していきたいと思います！

執筆：店長 なまかわ

 

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