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提灯用の和紙は薄くて貼りやすいものがオススメ

提灯用の和紙を探しています。
貼りやすくて丈夫で薄めの和紙はありますか?
購入可能な種類・素材・サイズや単価が知りたいです。

和紙専門店Washi-naryでは提灯用の和紙を取り扱いしています。
提灯用の和紙(機械紙)は厚み違いで4種類あります。
提灯用に作られた薄くて強度のある和紙として、昔から提灯屋さんへの納品実績があります。

提灯用和紙は厚み違いで4種類。ご希望のサイズでの購入も可能

和紙専門店Washi-naryで取り扱っている提灯用和紙は、運営元である機械抄き美濃和紙メーカー丸重製紙企業組合が製造しています。
現在ご購入いただける提灯原紙は、厚み違いで4種類ご用意しております。

①提灯用和紙 17g
▶提灯用和紙(17g)はこちらから

②提灯用和紙 20g
▶提灯用和紙(20g)はこちらから

③提灯用和紙 23g
▶提灯用和紙(20g)はこちらから

④提灯用和紙 25g
▶提灯用和紙(25g)はこちらから

提灯原紙の原料は、木材パルプ(針葉樹パルプ・N-BKP)、麻パルプ(マニラ麻)をブレンドしています。
マニラ麻の繊維を使用することで提灯が蛇腹状に折りたたまれるときに耐えることができる強度(屈折強度)がうまれ、薄くても丈夫な和紙になります。

基本サイズは菊版サイズ(939mm×636mm)ですが、ご希望のサイズやM単位でのご注文も可能です。
少量のご注文(1枚もしくは1Mから)にも対応しており、サンプルはA4サイズから購入可能です。

丸重製紙のサンプル帳には提灯原紙4種に加え、多くの和紙が掲載されていますので合わせてご覧いただけると嬉しいです。

▶丸重製紙企業組合のサンプル帳はこちらから

詳しくは和紙専門店Washi-naryまでお問い合わせください。

滲みにくく印刷に優れ、糊を塗った時の強度もある提灯原紙で提灯を美しく仕上げる

和紙専門店Washi-naryの提灯原紙には以下の特徴があります。

1,印刷適性
サイズ剤(滲み止めの薬品)を使用しており、インクがにじまないように印刷適性を持たせています。
これにより提灯に屋号や家紋、ロゴを書いたり印刷する際にもきれいに仕上がります。

2,湿潤強度
湿潤紙力剤を使用しており、糊を塗った際などに水分に対する強度(湿潤強度)を保持します。
これにより提灯の骨組みにしっかりと貼り付けることが出来ます。

更に丸重製紙の抄紙機の懸垂式短網パートによって縦方向と横方向に繊維を絡めながら抄くことにより、
縦方向のみで抄く場合と比べ紙のクセが少ない紙質(カールしにくい)となっています。
これらの特徴は提灯の骨組みに貼る際に非常に重要なポイントとなります。

以上の特性は提灯の仕上がりを美しく保つために重要なポイントです。
丸重製紙企業組合の提灯原紙はきれいに提灯を仕上げるための技術が詰まっている和紙なのです。

▶提灯原紙のオンラインショップはこちら

薄く美しい提灯原紙は日常生活での使い方もたくさん

提灯原紙はその名の通り、元々は提灯作り専用に作られた和紙です。
岐阜県だと、あの有名な岐阜提灯にも丸重製紙の提灯原紙が使用された実績があります。

さらには各地の伝統的な盆提灯、お祭り用提灯や葬儀用の提灯を作るための和紙として長年使用されています。

最近では提灯だけでなく、滲み止めが効いた紙質を活かして
書道用紙や書道半紙、ラッピングや包み紙、コラージュ、ちぎり絵にも活用されており
書道、カリグラフィー、筆文字、ココロ文字など文字を書く作家さんにも注目され始めています。

提灯作りをしてくださる職人さんや業者さんだけでなく、個人の作家さん、ハンドメイド作家さん、
趣味で文字を書いたりラッピングに使ってくださる方、和紙が好きな方、和紙を集めている方など
幅広く手に取っていただいています。

▶和紙の使い方事例はここからチェック

日本の伝統工芸品として長年愛される提灯

八女提灯、水府提灯、小田原提灯、讃岐提灯、名古屋提灯など全国各地の伝統的な提灯や盆提灯、
お祭り用提灯、お土産用提灯などにも和紙は幅広く使用されています。
もしかしたらあなたの周りにある提灯にも丸重製紙企業組合の提灯原紙が使われているかもしれません。

提灯は日本の伝統工芸品として古くから祭りや盆行事に欠かせないアイテムとして愛され続けています。
時代劇などで携行用のあかりとしてみられるように、提灯は歴史的な背景を持ちながら、
現代ではイベント、パーティー、結婚式、各地のお土産として広く親しまれています。
また、日本の古来からの行事や地域の風習、お祭りの中でも提灯は欠かせない存在といえます。

近年では屋外や店舗用のビニール提灯もよく見かけますが、和紙の提灯は職人による手作業で作られるものが多く、伝統工芸品としての価値があります。

ビニール提灯は耐水性があり、低コストで製作できます。
屋外での使用に向いているイメージです。

その一方で、劣化しやすく破れやすいことや、細かいデザインの再現性が低いこと、そして何より和紙提灯に比べて高級感を出しにくいのがビニール提灯のデメリットと言えると思います。
大切にしたいポイントを見極めながら、
使用するシーンに適した提灯作りに役立てていただければと思います。

和紙の提灯は光を優しく拡散し、温かみのある上質で風情ある空間を作り出します。
和風のイメージが強いですが、和モダンなランタンや室内装飾として使えるオリジナルデザインの提灯の需要も高まっています。

提灯はただの照明具ではなく、空間に温かみを与える重要なアイテムです。
「提灯原紙」は、提灯だけでなく、その美しい薄紙の質感を活かしたさまざまな用途に活用していただけると嬉しいです。

▶提灯原紙はこちらから

まとめ
①和紙専門店Washi-naryにある提灯用の和紙は4種類
②薄くて丈夫、湿った時の強度があるのが特徴
③菊版サイズからM単位での販売もあり
④全国各地での使用実績あり

ほっと提灯や心温まる、どこか懐かしいような気持にさせてくれる提灯。
提灯用の和紙をお探しの場合はお気軽にお問合せくださいね。

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