DIARY

Workshopでブックカバー制作!のはずがうちわも!

Washi-nary ワークショップ 美濃和紙 和紙体験 美濃市
こんにちは!そして初めまして!
和紙専門店Washi-nary和紙成介(わしなりすけ)です。

流れ流されたこの美濃の土地。

和紙家に拾われワークショップ担当となりました。

よろしくお願いします😊

さて!

8月14日にワシナリーワークショップを開催しました!”和紙をプラスした”ミノまわりアイテム作りシリーズ第一弾のレポートです。作りました!というだけじゃなく和紙を今までより身近に感じることになるだろうか?なんていうワークショップです。

第一弾として作っていただいたものは文庫本カバー!のはずが午後の部で衝撃の一打を見舞われることになろうとは始めたときは思ってもみませんでした。

《ワークショップ内容》

  1. 皆さんの和紙へのイメージ現時点の確認
  2. 和紙のお話や簡単なクイズなど
  3. 文庫本カバー制作
  4. 作品発表
  5. 終えた時点での和紙へのイメージ確認

《制作内容》

  1. 台紙になる紙選び
  2. 台紙にの端切れの紙を貼ってカバー制作

Washi-nary workshop 端切れの紙 美濃和紙 和紙作品

端切れの和紙はこんな感じ



《午前の部》

午前の部は和紙の「海外目線」を感じた時間でした。
午前の部は予約を頂いていた3名様。
読書もしたいということで来ていただいた3名様でした。

美濃に近しい方々ではありますが、海外在住のお二方も居られてこちらとしても新たな目線で美濃和紙を再確認させて頂きました!

制作に入る前に和紙のイメージを言葉で表して頂きました。

「やわらかい」

「高級」

というワードは一般的に和紙に対するイメージとしてあるようです。

そして「日本」という答えがありました。
和ではなくて直球で日本。

ズバリ、海外では「和紙」=「日本」という直結的なイメージなんじゃないでしょうか?

海外で和紙を「Washi Paper」マスキングテープを「Washi Tape」と表現します。ネットで「Washi Paper」と画像検索してみて下さい。たくさん出てきます。日本での名称がそのまま使われてるのは嬉しく感じませんか?

ちなみに「折り紙」もそのまま「Origami」

インスタで検索すると世界の折り紙がたくさん出てきます。美濃に来る海外のペーパーアーテイストからも和紙は評価高いんですよ!海外にもっと広まっていったらアートで紙といったら「Washi」なんてことも、、いやもうすでにそうかも!

脱線からワークショップの話に戻り(笑。

Washi-nary Workshop 美濃和紙 文庫本カバー 和紙の専門店

Washi-nary Workshop 午前の部の風景


それぞれ皆さん何を表現するのかっていう視点も違うので作品へのアプローチも変わります。
それぞれの個性や性格がやはり作品に出てくるんですよね。三者三様です。

実はここに成介的ワークショップの意義があったりします。

「みんなそれぞれ違ってあたりまえよんっ、良いも悪いもないんだよんっ」ていう(笑。

皆さんの作品を紹介したいところではありますが・・・・・・

あろうことか完成品の画像を撮るのを忘れてしまいました!

申し訳ございません!
以前スタッフが作った画像でイメージして下さい。
美濃和紙 ブックカバー ワークショップ 研修 ホールアース
こうやって見るとスタッフが作ったものはこなれた感がありますね。
お客様が作ったものは初めて和紙を使って作りました感があってかえって和紙としっかり向き合った作品のように感じました。

って画像がないからわからないですよね!?
申し訳ないですっ!

「楽しかったです!」というお応えを頂きましたが、、、

振り返っても改善や課題が見つかっておりやすっ。

次回に向けて・・・・頑張りやすっ。

《午後の部》

この日は美濃の町並みにはツラい大雨の日。
通りもお盆休みとは思えない人通りの少なさでした。

ということで予約もなく、、、
そこへ男2女2の4名の20代の若者たち。

成介は午前の課題をひとつでも修正すべく焦っておりました。

もし彼らがやられるならサッと修正せねば。。。。。

ただ文庫本カバーにあまり興味を示しておられなかった。

けれど店長の機転で彼らが興味を示していたうちわから「和紙でうちわ作り」に急遽変更になりました。うちわ作りといっても文庫本カバーとそんなに大差なし。じゃないの?でもハプニング好きだし!みんなはうちわ作りたいし!

ええいっ!やってまえっ!(満面の笑顔)

ということで「それいきましょう!」ということになりました。

ただこの流れで知ったのは世代間の違いでした。
冒頭で話した「衝撃の一打」です。
ただ後から考えたら予測可能なことでした。これもまた取り組むべき課題が見つかったようですお客様に感謝です。

さて、ここで行った「現時点の和紙のイメージ確認」ではたくさんの言葉も出てきましたが、午前の部と同じような言葉で和紙への距離感は皆さん同じような感じを受けました。

Washi-nary workshop 美濃和紙 うちわで五輪の表彰状 マステ

マスキングテープも使って頂きました。リアルタイムなアイデア!

そしてここでも四者四様の制作風景。ってこれもまたお一人の作品画像だけですね(汗。

話の流れの中、読書の話になりました。本を読むなら「Kindle」。要するに電子書籍!
かなり普及してますよね!

そりゃ文庫本カバーは興味ないですよ(悲哀)

これが「衝撃の一打」。あらためて時代の変化を実際に肌で確認できてこれはこれで良かったです。それもそうだけど「今使えるもの」と言っておられた。暑い夏に文庫本じゃなくて作りたいのはうちわってことですね!

ん?まてよ?これは衝撃の二打じゃないか?

文庫本カバーはまた別のアプローチの必要性がありそうです。
精進です。

そんな若者4名の感性も作品に現れて楽しいひと時でした。和紙をハサミで切るのと水で線を書いてちぎるように切るのと和紙の表情がこれだけ違うんだなぁと面白かったですよ。

和紙へのイメージの変化は

「古い」⇒「案外新しいかも」
「暖かいイメージ(障子や照明)」⇒「冷たいイメージもいける」

暖かさが冷たさに変わったのはかなり意外な方向でした。彼女が表現したのが青色の染め紙を使った川だったのです。

染め紙を使うと冷たいものも作れるということに繋がります。和紙の表現は一過性じゃなく使う紙によって多様性があるってことに繋がります。成介的にも意外な視点でした。

照明や障子という「温かい暖かい」イメージがあったけど冷たい表現もいけるんだということでした。それが和紙を身近に感じて頂けるスイッチになってくれたら嬉しいですね。

Washi-nary workshop 美濃和紙で五輪 和紙うちわ制作 表彰状

仲良し4人組の和紙うちわ作品。左から二番目が冷たい川をイメージしたうちわです。

完成品は「4人のみんな」の表現の違いがありながらタイムリーな作品になりました。
「大雨」と「BBQが中止になった川」からイメージが来たのか3人そろって偶然のブルー系。
そして「オリンピック」の五輪。

今現在を元気に生きている皆さんでした!小学校だったか中学校からのお仲間。激動の時代ですが互いに鼓舞しあっていつもまでもその笑顔を見せあって欲しいです!

《総括》

”和紙をプラスした”「ミノまわりのアイテム作り」第一弾。

第一に皆さんの笑顔は嬉しい限りでした。

そして皆さんの和紙へのイメージの変化も少しありました。少し遠く感じていた和紙を身近に感じて頂けるように少しはなったかな?と感じています。

そしてあたりまえですが反省点、課題点たくさん見つかりました。和紙が皆さんの心を潤す身近な存在になるようにワークショップの腕をごしごし磨きたいと思います。まだまだ未熟なワークショッパー成介のワークショップに参加して頂いた皆さんに感謝であります!皆さんの笑顔につながるよう頑張ります!

次回を楽しみしていて下さい!

初めてのブログ。 成子の文章をお手本にしてたら自分じゃないみたいです。
おいおい成介を放出していきますのでよろしくお願いスマッシュ!(オヤジギャグ?)

「和紙でミノまわりアイテム作り 第一弾」で使用した紙たち。

●台紙に使用
リバースペーパー |1|和紙|Washi-nary (washinary.jp)

●透け具合を狙った紙
小倉紙(マニラ麻)の販売なら|和紙専門店Washi-naryの通販サイト (washinary.jp)

【和紙通販】銀流紙(写真添紙)|和紙専門店Washi-naryの通販サイト (washinary.jp)

●手漉きと機械漉きの端切れの和紙

執筆 和紙成介 (ワシナリスケ)

《感性を刺激する!クリエイティブに生きるあなたへ》

和紙専門店Washi-nary(ワシナリー)

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マスキングテープ『mt』

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